適正露出を弄る

イメージセンサーの受光と適正露出

写真の基礎中の基礎

図解するほうが分かりやすいですね、図ができたら差し込みましょう。

 

絞り

F値 1、 1.4、 2、 2.8、 4、 5.6、 8、 11、 16、 22、 32

数値を覚えなくてもカメラを操作すれば分かります。

1段飛ばしで見ると、F値は倍になっていくのが分かりますね。

実際はこれよりも細かく絞り設定できます。

なので、F0.95やF1.7などのレンズの開放値にも対応できます。

上限はレンズごとに限界値が決まっています。F16であったりF22であったりします。

 

数値が小さいほど写真は明るく、被写界深度は浅くなる。

被写界深度が浅くなると、被写体ピント合焦位置の前後がボケる。

望遠レンズやマクロレンズ被写界深度が浅くなる。

 

被写界深度を深くしやすい広角レンズで、絞り値を大きく(絞り込む)すると近くから遠くまでピントが合っているように見える。これをパンフォーカスという

 

シャッタースピード

遅いほど写真は明るくなり、被写体はブレる(動きや躍動感を出しやすい)

 

手ブレ

1/レンズの焦点距離以下で手ブレしやすくなります。

50mm標準レンズなら、1/50秒以下で手ブレしやすくなります。

技術の進化で手ブレ補正が高度に制御してくれます。

動画撮影ではジンバルを使用してカメラのブレを少なくしています。

 

適正露出

適正露出になる状況

 

マニュアル

絞りを絞り込んで(F値を上げて) >光の入る量は少なくなる

シャッタースピードを遅くした。 >光るのはいる時間は長くなる

副作用として、シャッタースピードを遅くするとブレやすくなる。

 

絞りを開放にして >光の入る量は多くなる

シャッタースピードを速くした。 >光の入る時間は短くなる

副作用として、被写界深度は浅くなり、速い動きの被写体も止まる。

 

マニュアルで適正露出にするのは初心者には難しいので、S(シャッター優先)かA(絞り優先)モードで撮影するようになると思います。

初心者の間はP(プログラムシフト)を使用すると良いでしょう。

 

Sモードだと、シャッタースピードを任意に設定すると、カメラが自動的に絞り値を適正露出になるように設定してくれます。

シャッタースピードは明るくするなら2倍、暗くするなら半分の値となる。

 

Aモードだと、絞りを任意に設定すれば、カメラがシャッタースピードを決定してくれる。

 

適正露出よりも暗くなると判断したらISO感度を上げてくれます。

ISOが勝手に変化するのを止めたい時は、設定で数値を固定すればよい。

ISOは上げすぎても下げすぎてもノイズ発生の原因になります。

ISO感度は明るくするなら2倍、暗くするなら半分の値となる。

200,400,800…

 

露出補正

露出の単位はEV(Exposure Value)で表しますが、日本語では段といいます。

+補正は明るく、-補正は暗く写ります。+/-3段補正くらい出来ます。

 

割と頻繁に使用する為、露出補正は使いやすいダイヤル位置にあります。

 

露出補正はシャッターを切っても保持されるため、戻し忘れていないかモニターやファインダーの露出補正ゲージが0EV位置に有ることを確認しましょう。

 

例:

白い被写体を撮影する時は、露出補正でEV値を+側に補正する事がある。

逆に黒い被写体を撮影する時は、-側に補正すると黒がしまる。

 

白飛び注意

露出補正+で気をつけたい点として、白飛びがあります。

白飛び状態は色データが少なく、後から補正しようとしても白になる。

 

露出補正-側は色データは残るので、後から補正で+にも出来るし、色も弄れる。

後からRAW現像や画像加工するなら、露出補正は0EVかマイナス補正を推奨。

 

ダイナミックレンジ

写真内に記録できる情報の最小から最大までの幅

ダイナミックレンジの幅が広いほど、黒くつぶれたように見える部分にも光の情報が残っている確率が高まり、RAW現像で真っ黒(黒つぶれ)では無くなることがあります。

 

 

ISO感度

アイ・エス・オーはAUTOになっているのが標準設定

ISO感度は高い数値ほど明るい写真になります

副作用としてノイズが多く発生したり、被写体が荒れてしまいます。

私は200~400くらいを常用しています。フィルム時代の癖がついているのでしょうか。

 

光の増幅

光量が少なくて暗すぎるとカメラが判断した時に、どんどん感度を上げて光を電気的に増幅してくれます。

目で見るより液晶モニターやファインダーで見るほうが明るい画像が得られるのは、暗視ゴーグルのように暗い画像が増幅された状態だからです。

暗視ゴーグル同様、当然画質は悪くなる。ノイズが目立ったり被写体が荒れた状態になってしまうことも有る。

 

高いISO感度に強いのはフルサイズ以上のイメージセンサーです。

私が使っているOLYMPUSLUMIXマイクロフォーサーズは低めのISO感度で使わないと非常に汚い実用に堪えない写真になってしまう。

では低感度側は良いのかと言われると、シャドウノイズが発生してしまうため、ISO100以下に設定できない(通常200、拡張で100以下に出来るがメリットはない)。

序に書くと、どのメーカーも拡張ISOで倍の数字を書いていますが、拡張して使うメリットは無いので、常用ISO内で使用します。

 

適正露出

絞り+1段 シャッタースピード-1段 ISO+/-0段 

絞り-2段 シャッタースピード+1段 ISO+1段

実際は、1/3段や1/2段刻みで設定できる。

 

適正露出の、絞りとシャッタースピードとISOの3つが常に関係していている事はココまでの説明で理解いただけたでしょうか。この3つは「段」で繋がっています。

 

 

被写界深度

フルサイズとマイクロフォーサーズ被写界深度は2段分の差

 

明るさと無関係と思われますが、被写界深度を揃える撮影を行う場合は、マイクロフォーサーズは2段分絞りを開けることになります。ISOは2段分下げられる。

 

逆に絞り込んでのパンフォーカス撮影では、マイクロフォーサーズがフルサイズより有利になりますね。

 

但し、フルサイズのイメージセンサーとはボケのサイズが違うので全く同一の写真は撮れません。実験的に玉ボケのサイズを合わせようとすると2段分の差ではない。

 

ボケサイズを揃えようと思うと…

 

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フォクトレンダー(独) NOKTON 10.5mm F0.95 マイクロフォーサーズ用MF専用

純正レンズだと、広角側のアドバンテージはフルサイズにあり。

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トキナ FíRIN 20mm F2 FE AF SONY Eマウント用フルサイズ

 

ここでややこしくなりますが、35mm判換算

マイクロフォーサーズ10mmは換算20mm相当となります

F値は換算でも同じです。

 

10.5mm F0.95

35mm判換算21mm相当となりますが、開放絞りはF0.95です。

 

 

もう一つ、レンズは広角側で1mm(換算でも)違うと画角は大きく違い、超望遠になるほど1mmの差は大した画角差にはなりません。500mm≒501mmなどほぼほぼ差がない。

 

露出狂かよまったくぅ